「仕事をバリバリ取り組みたい!」「会社の仕事が終わった後は自分の成長のために時間を使いたい!」などモチベーションはあるのに、脳や身体が疲れてしまって、モチベーションに身体が付いていかないなんてことありますよね。
少なくても私は、頭(目の奥のあたり)が疲れてしまってなかなかパソコンに向かってられない…なんて感じることが多々ありました。
この記事では、疲れにくい体を手に入れて1日中高いパフォーマンスを発揮でき、自分のために時間を最大限投資できるようになるようになる方法を紹介していきます。
この記事でわかること
- 疲れやすい身体になってしまっている原因がわかる
- 疲れにくい身体づくりの方法がわかる
- 寝る前にやると良い一工夫がわかる
疲れやすい原因とは
体が疲れてしまう原因を知るには疲労について理解することが重要です。
疲労とは何か、疲労はどんな時に蓄積するのか、そして、どんな時に軽減することができるのかを知っておくことで疲れにくい身体を作り維持することが可能になるはずです。
疲労とは
脳や身体が疲労しているとどうもやる気が出ない、ということがあると思いますが、疲労とはどんなものでしょうか。
まずは、人間が疲労を感じるメカニズムと、疲労を感じやすい身体になってしまうメカニズムを紹介します。
人間は、活動するために絶えずエネルギーを生成しています。エネルギーの生成に欠かせない物質の一つが酸素ですね。
ただ、この酸素という物質が疲労に大きく関わっています。
エネルギーを生成するために必要な酸素ですが、同時に活性酸素という物質を作り出してしまいます。
活性酸素とは、強力な酸化作用を持っており、細胞を傷つけてしまう悪性の物質として知られています。
よく言う、身体が錆びる(酸化する)という現象です。
そして、この活性酸素によって傷つけられた細胞から老廃物として出されるが疲労を感じさせる原因です。
人間の身体には活性酸素によって傷付けられても修復する力が備わっていますが、修復が間に合わず傷付いたままになってしまった状態が、老化という状態です。
老化が進むと、疲れやすくなっていってしまうのです。
これは何となく想像できるかもしれませんね。
老化を防ぐには、傷付いた細胞をその日の内に修復しきることが重要です。
修復の鍵を握る成長ホルモン
疲労のメカニズムについて理解したところで、成長ホルモンについて解説していきます。
成長ホルモンは、子供の時に身長を伸ばすなど、成長期に重要なホルモンと考えている方が多いと思いますが、大人になってからも、とても大切なホルモンです。
(成長のための新陳代謝を高める効果もあります!)
成長ホルモンの主な役割は、細胞の修復、疲労回復。
他にも、精神の安定、意欲や活力をもたらす、 アンチエイジング効果など様々な効果を持っています。
成長ホルモンの主な役割
- 細胞の修復
- 疲労回復
- 精神の安定
- 意欲や活力をもたらす
- アンチエイジング効果 (若返り効果)
逆に成長ホルモンの分泌が少ない場合はどうなるの?
成長ホルモンの分泌に異常がでる病気に、成長ホルモン分泌不全症という病気がありますが、この病気になってしまうと、体が疲れやすくなる、集中力が続かない、やる気が出ないなど将来のためにバリバリ活動したいという方にとってマイナスの症状ばかりです。
成長ホルモンは、子供から大人に成長するためだけではなく、身体の疲れやすさやモチベーションにまで、大きく関わるホルモンなのです。
成長ホルモンの分泌を増やすには
成長ホルモンは1日を通して分泌されているホルモンですが、7割が睡眠中に分泌されています。 さらに、深い睡眠である徐波睡眠の時にもっとも分泌量が増加します。
徐波睡眠とは、簡単に言うと深い睡眠時のことです。
より詳しく説明していきますね!
まず、睡眠は2つに分けられます。レム睡眠とノンレム睡眠です。
この辺は聞いたことがあるかもしれませんね!
レム睡眠は、浅い睡眠で 脳は活動していて身体が眠っている睡眠です。
ノンレム睡眠は、深い睡眠で、脳を休ませて、身体は緊張状態にある睡眠です。
ノンレム睡眠は、さらに4段階に深さが分けられます。1段階が浅く4段階が深い睡眠となります。 徐波睡眠とは、ノンレム睡眠の3・4段階目の深い睡眠のことを指します。
成長ホルモンは、この徐波睡眠時に一気に分泌量が増えるのです。
徐波睡眠を増やす寝る前のひと工夫
では、徐波睡眠をとるには何が大切なのでしょうか?
徐波睡眠を増やすために有効とされているのが、睡眠前のヘッドマッサージです。 ヘッドマッサージと徐波睡眠の関係について調べた実験をご紹介します。
この実験では、ヘッドマッサージを行ってから入眠した場合と、行なっていない場合での徐波睡眠の長さを比べました。
実験の結果、ヘッドマッサージを行なってから入眠した場合、行わなかった場合の26%も徐波睡眠の時間が長かったのです。
つまり、ヘッドマッサージをしてから入眠することで睡眠の質の向上し、成長ホルモンの分泌も高まるということが言えます。
ヘッドマッサージによる睡眠の質向上を測るお店も誕生しているなど、ヘッドマッサージが睡眠の質の向上、徐波睡眠時間の増加に関係していることがわかると思います。
なぜ、入眠前にヘッドマッサージをすると良いのか
この理由としては、頭をマッサージすることで、頭の血行が良くなったこと、副交感神経が優位になったことが挙げられます。
頭は、ストレスによる食いしばりや眼精疲労などで、凝り固まっているものです。
睡眠前にヘッドマッサージを行うと、凝り固まっていた頭がほぐれ血行が良くなります。
血流が良いということは基本的に副交感神経優位になりやすい状態ですので、睡眠に適した状態と言えます。
また、マッサージやヘッドマッサージを受けるとリラックスできると感じたことがある方は多いと思いますが、リラックスできている状態で寝床に入れるというのはとても大きなことです。
ストレス社会、ネット社会で生活していると交感神経がどうしても優位になりやすく、寝るギリギリまで戦闘モードという方も当たり前の世の中です。
睡眠前にヘッドマッサージを行っておき、交感神経優位から副交感神経優位にしっかりとスイッチを切り替えて眠りにつくことで徐波睡眠が増えることにつながるのです。
入眠前のヘッドマッサージが疲れにくい身体のためのひと工夫
ここまで紹介してきたように、入眠前にヘッドマッサージを行うことで、心身ともにリラックスした副交感神経優位の状態で入眠できる。
それによって、深い睡眠である徐波睡眠が増える。
そして、徐波睡眠が増えることで、成長ホルモンが増え傷ついた細胞が修復され、疲れにくい身体が手に入るというメカニズムです。
入眠前のヘッドマッサージは寝る前3分でできることですので、ぜひ今夜から実践してみてください。
入眠前ヘッドマッサージのやり方
手順1
手のひらを額に当てて、上方向に引っ張り上げ、5秒キープ。これを数回繰り返します。
手順2
耳の上のあたり、頭の横に手のひらを当てて強めにグリグリマッサージします。
手順3
頭を両手で鷲掴みし、指に力を入れ頭を揉み解します。
やり方としては上記のようなものになります。
できるだけ頭のいろんな部位を揉み解すことを意識しつつも、あなた自身が気持ちいいと感じるマッサージを行うことが重要です。
私は、より効果があるかなと感じてヘッドマッサージアイテムを利用しています。
HEADタイプを利用していますが、女性の方でも痛いと感じず気持ちいいと感想をもらいますのでベットサイドに置いておくと習慣化しやすいかと思います。
寝る前だけではなく、仕事中に行うのも効果的ですよ。