睡眠

集中力が低下してしまう脳の仕組みと回復方法

なんで集中できなくなるんだろう… 集中力が低下する仕組みと解決策について紹介します あなたは集中力が低下していく原因と解決策について知っていますか? このブログを最後まで読むことで、集中力を長時間維持できるようになり、あなたの1日の作業量は格段に多くなります! このブログでは、あなたの成功やスキルアップに必要な情報を配信しているので、見逃したくない方はぜひブックマークしておいて下さいね!

集中力が低下する原因は、疲労物質アデノシンです!

なぜなら、人間は覚醒状態になると、眠気を引き起こすアデノシンという疲労物質が大量に生成されるからです。

アデノシンとは

まずは、アデノシンという物質についてお話ししたいと思います。 アデノシンとは、疲労感と眠気を感じさせる脳内物質です。 このアデノシンは脳内に蓄積されていき、多く蓄積しているほど疲労感と眠気が増していきます。 このようにアデノシンが蓄積されていて、眠気を感じることを睡眠圧と言います。 アデノシンが溜まっていることでぐっすり寝れるので必ずしも悪い物質ではないのですが、アデノシンが増加し睡眠圧が増すと、集中力はどんどん低下してしまいます。 では、どのようにしてアデノシンという物質は発生するのでしょうか。 アデノシンの発生は人間のエネルギー生成に影響しています。 人間は活動するために体内でエネルギーを生成していますが、エネルギーを生成する際に、一緒に生成されてしまう副産物がアデノシンなのです。 エネルギーの燃えかすのようなものなので「脳の老廃物」と言われたりもします。 あなたが集中している覚醒状態の時は、より多くのエネルギーを生成するのでアデノシンも増加します。 つまり、集中すればするほど集中力は低下してしまいます。 見方を変えれば、アデノシンは「頑張り過ぎているよ!」と身体にブレーキをかけてくれる物質と言えるでしょう。 実はこのアデノシン、生成されただけでは疲労感や眠気を感じることはありません。 アデノシンがアデノシン受容体という場所に付着することで、初めて疲労感や眠気を感じるようになるのです。 アデノシンをアデノシン受容体に付着させなければ、疲労感や眠気を感じないのです。  

アデノシンとカフェインの関係

このアデノシンの付着を邪魔してくれる物質が存在します。 あなたもご存知のカフェインという物質です。 よく「コーヒーを飲むと眠気が覚める」など言われることから、眠気覚ましにコーヒーを飲む方がいますが、眠気が感じられなくなる理由としては、アデノシンとカフェインの形が非常に似ている事が挙げられます。 形が似ているので、アデノシン受容体にカフェインが付着することができます。 しかも、カフェインの方がアデノシンよりも優先的に付着します。 カフェインが先に付着してしまうと、アデノシンによる眠気が感じなくなります。 つまり、アデノシンによるブレーキが効かなくなり、眠気を感じないので覚醒状態を持続させることができるのです。 ただし、アデノシンの量が減っている訳ではありません。 カフェインによって集中力を持続させる事はできても、カフェインの効果が発揮されている間も、アデノシンの量はどんどん増えていきます。 カフェインの効果が切れると、アデノシンが一気にアデノシン受容体に付着し始め、ドッと眠気や疲労感に襲われます。 カフェインが切れるとドッと疲れるのはこういったカラクリです。 カフェインは集中力の持続に有効ではありますが、重要なのはアデノシンの量を減らすことです。  

アデノシンを減らす方法

アデノシンを減らす方法はとても簡単で睡眠が効果的です。 夜間の長時間睡眠も、もちろん効果的ですが、昼寝などの仮眠でも大きく減少します。 仮眠と集中力の回復ついて調べたNASAの実験を紹介します。 この研究では、被験者を2つのグループ、仮眠を取らないグループと仮眠をとるグループに分け、認知力や注意力の測定を行いました。 その結果、仮眠をとらないグループ100とした時、仮眠をとったグループは認知力が34%、注意力が54%も向上し、集中力の向上が確認されました。 この昼間に仮眠をとることは、高い生産性が求められるGoogleやNIKEなどでも導入されており、仮眠をとった社員は「集中力が増した」「頭がスッキリした」など仮眠の効果を実感しています。  

コーヒーナップ

さらに、仮眠は、カフェインと組み合わせることでより大きな効果が期待できます。 仮眠(ナップ)とカフェインを組み合わせる方法を、コーヒーナップといいます。 先ほど、カフェインはアデノシン受容体に優先的に付着する、とお伝えしましたが、カフェインの効果があらわれるまで約30分ほど時間が掛かります。 仮眠をとる前にコーヒーなどを飲んでおくことで、仮眠から目覚める頃にはカフェインの効果が効きはじめ、仮眠によってアデノシンの量も減少しているので、スッキリ起きることができ、集中力も持続します。 カフェインの効果が切れた時も、アデノシンの量が減っているのでドッと疲れることもありません。 集中力が低下してきたなと感じたら、無理に頑張るのではなく、仮眠をとることが有効です。

結論

コーヒーナップを行うことによって、長時間集中力を持続できます!

コーヒーナップの手順

ステップ1:コーヒー1杯を一気に飲む ステップ2:アラームを15分後にセットします ステップ3:頭を机などに伏せ、楽な姿勢を取ります ステップ4:アラームがなるまで仮眠を取ります まずは、コーヒー1杯を一気に飲むことから始めてみましょう!]]>

-睡眠