いいアイデアが思い浮かばない…
新しい発想がドンドン浮かんでくる方法を紹介します。
あなたは、睡眠の質が クリエイティブな発想に重要という事実を知っていますか？
このブログを最後まで読むことで、クリエイティブな発想が加速し、他の人では思いつかなかったようなアイデアや解決策が、あなたの頭の中からドンドン湧いてくるようになります！
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睡眠を疎かにしてしまうと、クリエイティブな発想は生まれません
なぜなら、深い睡眠中に記憶同士が結びつき、新しい発想が生まれていくからです。クリエイティブな発想とは
まず、クリエイティブな発想とはどういったものを指すのでしょうか。 クリエイティブな発想とは、全くの０の状態からアイデアを生み出すのではなく、既に持っている既存の情報同士が結びつくことによって、新しい記憶が想像されることを指します。
私たちの周りにある新しいアイデアのほとんどがこうした、既存のもの × 既存のもの の掛け算によって生み出されています。
例えば、メルカリは、オンライン × フリーマーケットを組み合わせたサービスですし
popIn Aladdinという商品は、照明とプロジェクターを掛け合わせた新しい商品です。
あなたの身の回りを見渡してみると、何かと何かを組み合わせたものばかりだと気付くはずです。
つまり、クリエイティブな発想には既存情報と既存情報を結びつけることが重要になります。そして、既存の情報と情報を結びつけるために、睡眠は重要な役割を持っているのです。
ただし、ただ睡眠をとればいいのではなく、徐波睡眠という深い睡眠をとる必要があるのです。
睡眠の重要な役割
まず、睡眠は２つに分けられます。レム睡眠とノンレム睡眠です。
レム睡眠は、浅い睡眠で、脳は活動していて身体が眠っている睡眠です。
ノンレム睡眠は、深い睡眠で、脳を休ませて、身体は緊張状態にある睡眠です。
ノンレム睡眠は、さらに４段階に深さが分けられます。１段階が浅く４段階が深い睡眠となります。
徐波睡眠とは、ノンレム睡眠の３・４段階目の深い睡眠のことを指します。
この徐波睡眠がクリエイティブな発想には重要になります。
ニューヨーク州立大学で行われた、睡眠とクリエイティブな発想の関係を調べた実験をご紹介します。
この実験では、日本語を全く知らない母国語が英語の大学生に、「姉妹」「母親」などの熟語を覚えてもらいます。
その後、90分の睡眠を行うグループと睡眠を取らないグループに分けます。
90分の睡眠というところが一つのポイントになるのですが、15分程の仮眠では徐波睡眠まで達しない為 90分の睡眠を行います。
そして、90分後に初めて見る別の熟語を提示して、その中から先に学んだ熟語と関連するものを選んでもらいました。
すると、90分間の睡眠を行ったグループでは「猿」ではなく「姫」を選ぶ傾向が見られました。
90分の睡眠を行うことで、最初に覚えてもらった熟語は、女性を意味する熟語であると無意識に閃いていたということです。
この結果は、睡眠の役割の違いにあります。
浅いレム睡眠は、記憶の固定化という働きがあるのですが、徐波睡眠には、記憶同士の関連性を強める効果があるとされています。
徐波睡眠が、記憶の関連性を強め、クリエイティブな発想がしやすくなったということなのです。
つまり、クリエイティブな発想を行うには、睡眠の質を高め、徐波睡眠をしっかりとることが重要になります。
徐波睡眠の割合を増やすには
では、睡眠の質を高め徐波睡眠の割合を増やすには、どうしたら良いのでしょうか？ 徐波睡眠の割合を増やすために有効とされているのが、寝室の匂いです。 寝室の匂いと徐波睡眠の割合の変化を調べた実験をご紹介します。 この実験では、無臭の部屋で寝るグループと、ラベンダーの香りの寝室で寝るグループに分け、睡眠のステージの割合を調べました。
結果、ラベンダーの香りの寝室で寝るグループは、徐波睡眠の割合が増加しており全体的な睡眠の質も向上していることが分かりました。
これは、ラベンダーの香りを嗅いだことによって、リラックス状態になったことが考えられます。
嗅覚と脳の関係
人間は五感によって様々な情報を取り入れていますが、嗅覚だけは、他の感覚の情報伝達が異なります。 五感からの信号は大脳新皮質と大脳辺縁系という脳の部位に送られます。
大脳新皮質は、理性的思考を司る部位で、視覚・聴覚・味覚・触覚からの信号が送られています。
大脳辺縁系は、感情や本能を司る脳の部位で、嗅覚の信号を受け取っています。
つまり、嗅覚が五感の中でもっとも感情を左右する力の強い感覚なのです。
ラベンダーの香りが大脳辺縁系を刺激し感情を落ち着かせ、リラックスできたので徐波睡眠の割合が増加したのです。
寝室の匂いをコントロールすることで、徐波睡眠が増え、クリエイティブな発想が出来るようになります。
