睡眠

【 逆効果 】効率的に知識を身に付けるために誤解されがちな学習法

知識を身につけるための時間が足りない… 効率的に知識を身に付けるため誤解されがちな学習方法についてご紹介します。 あなたは知識を身につける時間を増やすために、睡眠時間を削りたい!と考えていないでしょうか? 実は、しっかり睡眠時間を確保した方が知識を効率よく身に付けることができます! このブログを最後まで読むことで、短期間で多くの知識やスキルが身に付き、あなたの市場価値が大きく高まります! このブログでは、あなたの成功やスキルアップに必要な情報を配信しているので、見逃したくない方はぜひブックマークしておいて下さいね!

睡眠時間を削って学習時間を捻出しても、効率よく知識を身に付けることは、できません。

なぜなら、睡眠時間を削ることによって、集中力・記憶力が、大きく低下してしまうからです。

睡眠不足によって学習効率は下がります

多くのことを学びたい!様々な知識を身につけたい!と思うがあまり時間が全然足りないと感じていませんか? 私も、学びたいことが多すぎて全然時間がない!と感じ、睡眠時間を削って学習時間を捻出しようと考えたことがあります。 その結果、時間は増えたものの頭が思ったように働かず、逆に習効率が悪くなってしまいました。 睡眠不足によって学習効率が下がるという事実は多くの実験で、証明されています。 まずは、睡眠不足と集中力の関係を調べた有名な実験をご紹介します。 まず、睡眠時間ごとに3つのグループを作ります。 毎晩8時間睡眠をとるグループ、毎晩6時間睡眠をとるグループ、3日間徹夜をしてもらうグループの3つです。 各グループには、起床後、パソコンの画面が光ったらボタンを押してもらう。という単純な課題に取り組んでいただき、反応のスピードと正確さの両方を測定していきます。 毎晩8時間眠れるグループでは、ほとんど集中力が下がらず同じような結果を15日間続きました。 ところが、徹夜をしてもらうグループでは、1日徹夜を行っただけで集中力が50%減、2日間連続で徹夜を行った際は 20%までテスト結果が悪化してしまいました。 続いて、毎晩6時間だけ眠れるグループでは、1日後の結果はあまり変わらないものの、2日目の結果は90、3日目は85などと徐々に悪化していき、14日間続けたときには、テスト結果が50まで悪化しており、1日間 徹夜をした場合と同レベルまでテストの結果は低下していたのです。 14日後以降も、テスト結果はどんどん悪化していき、ミスは増え続けました。 さらに、6時間だけ寝れるグループは、自分の集中力が低下しているという自覚がなく、睡眠時間が短くしても同じように集中できていると、思いこんでいたのです。 つまり、睡眠時間を削って学習時間を確保することで、あなたも気付かない内に集中力が低下しており、学習効率を高めるのではなく大きく低下させてしまうのです。  

睡眠と記憶の定着の関係

さらに、睡眠を疎かにすると集中力が低下するだけではなく、記憶力の低下を招くことが分かっています。 続いて、睡眠と記憶の定着の関係を調べた実験をご紹介したいと思います。 この実験では、グループを4に分け、参加者に画像を見せて画像を記憶してもらうものです。 グループ1は画像を記憶してもらった当日に睡眠を取ってもらい、翌日テストを行います。 グループ2は画像を記憶してもらった当日と翌日に、睡眠を取ってもらい3日後にテストを行います。 グループ3は画像を記憶してもらった当日と翌日、翌々日に、睡眠を取ってもらい4日後にテストを行います。 グループ4は画像を記憶してもらった当日に徹夜してもらい、その翌日・翌々日に睡眠をとって4日目にテストを行います。 結果は、1〜3までのグループは睡眠を重ねるたびに、テストの結果が良くなっていき、記憶が強化されていました。 対して、グループ4は記憶した当日に徹夜をしただけで、記憶の強化は行われず、テストの結果は最も悪かったのです。 このことから、記憶の定着に睡眠が必要であり、知識を定着させたいことを学んだ日に睡眠を取らなかった場合、記憶に定着しにくくなることが分かります。 せっかく学習しても、その日に寝なかっただけで、知識が定着せず、もう一度学習する必要が出てくるのです。 睡眠をとらないで学習するということは、知識をつける上でとても非効率なことを行なっているのです。 この記憶の定着は、睡眠をとれば良いという訳ではなく、睡眠時間の長さも大切と言われています。  

睡眠と記憶のメカニズム

睡眠と記憶のメカニズムについて紐解いていきましょう。 まず、知識を頭に定着させる際に、脳内の海馬大脳皮質という場所が重要になります。 海馬は、物事をすぐ覚えることができるが忘れやすい。 短期な記憶の貯蔵庫です。 大脳皮質は、物事をなかなか覚えられないが忘れにくい。 長期的な記憶の貯蔵庫になります。 あなたが今日学んだことを、一旦、海馬に貯めておいて、その後、長期的な記憶の貯蔵庫である大脳皮質に移しています。 この脳内の作業によって知識は頭に定着していきます。 そして、海馬から大脳皮質に記憶を移す作業は、睡眠中に行われているのです。

睡眠のサイクル

続いて、睡眠のサイクルについてご紹介します。 レム睡眠とノンレム睡眠という睡眠があり、これを1つのサイクルとして約90分間の間隔で繰り返されます。 ノンレム睡眠とは、深い睡眠状態のことを指し、脳は休んでいますが身体は働いている状態の睡眠を指します。 対してレム睡眠とは、脳が働いていて身体が休んでいる状態の睡眠を指します。 睡眠中に海馬から大脳皮質に記憶が移動している。とお話ししましたが、記憶の移動が行われるのは、脳が活動していて身体が休んでいるレム睡眠中になります。 では、なぜ長時間睡眠をとった方が良いのかというと、図を見てもらってもわかるように、睡眠初期は深い睡眠であるノンレム睡眠の割合が多く、睡眠が後半になるにつれて、浅い睡眠であるレム睡眠の割合が大きくなっていきます。 つまり、長時間睡眠をとらないと、レム睡眠の時間をしっかり確保できず知識が定着しないのです。

睡眠時間を削ることは非効率

集中力という観点から見ても記憶力という観点から見ても、睡眠時間を削ることは非効率だ!ということがわかります。 「でも、睡眠時間が短くても成功している人はいる!」と感じるかもしれません。 確かに、睡眠時間が極端に短くても成功している方はいます。 例えば、エジソンは1日に5時間しか寝ていなかったですし、ナポレオンは僅か3時間しか寝ていなかったにも関わらず、歴史的な偉業を成し遂げています。 ですが、短い睡眠時間でも悪影響がでない、ショートスリーパーという方々は遺伝で決定しています。 ちなみにショートスリーパーは全体の5%程度と言われており、95%は長時間の睡眠が必要です。 訓練を積む事で後発的にショートスリーパーになれる訳では、ありません。 ショートスリーパーではない方が睡眠時間を減らすと、先ほどの実験結果のように必ず学習効率が低下します。 なので、睡眠時間を削らずに、しっかり睡眠時間を確保することが大切になります。 その為にも、睡眠時間を最優先にスケジュールに組み込む必要があるのです。 知識を効率よく身につけるために、学習時間を優先するのではなく睡眠時間を優先させましょう  

結論

睡眠時間を最優先に、スケジュールに組み込むことで、効率よく知識を身に付けられます!

睡眠時間を最優先させる4ステップ

ステップ1:最優先にスケジュールに「睡眠時間」を組み込む ステップ2:就寝時間の15分前から予定を入れない ステップ3:就寝時間の15分前にアラームをセットする ステップ4:就寝15分前のアラームがなったら寝る準備を始める まずは、最優先にスケジュールに「睡眠時間」を組み込むことから始めてみましょう!]]>

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